クラブ規約の目標である「学童の放課後等の安全と健全育成」を達成するために、次の方針で親と指導員が協力して保育を行っていく。
1.クラブの位置づけ
本クラブは、共働きなどにより、放課後及び休校日において家庭内保育に欠ける学童を、交通事故や、TV、雑誌、ゲームコーナー等の文化公害から守り、また、親が安心して働くことができ、生活を守っていくために、自主的に親が設立し、運営をしている、言わば大きな第2の家庭である。
単に子どもを預けておく、また、預かっているというのではなく、いかに健全な少年、少女に育てていくかとの課題も重視されなくてはならない。クラブと会員の家庭が協力・共同していき、あわせて会員相互の親睦も深めていくものである。
2.共同生活の中での個人の役割の学習と実践
個々の家庭においても、1つの集団である。その中の個人の役割も決まっており、また、学校においても、職場においても、社会においてもそうであるように、当クラブも集団生活である。集団生活の経験の中から、自分がどんな役割をして、どう責任を果たしていくかを学ばせていく。
3.個性の尊重
人それぞれ長所があり、欠点もある。欠点もまた、見方によれば長所に変わってくる事もある。
また、親と指導員、大人と子どもとでは価値観の違いもあるので、むずかしい問題ではあるが、子どもの人格を伸ばし、欠点を正して善良な社会人となる基盤づくりを目指す。
特に、子どもの叱り方については、十分注意を払い、クラブにおいても家庭においても、頭からガミガミと感情的になることなく、何故自分が叱られなくてはいけないのかを理解させる必要がある。
また、子どもが叱られるに至った行動の中から、発展性を見つけ出す努力もしていく。
4.社会実践
親子行事と組み合わせながら、実社会を経験する。また、誕生会、クリスマス会等の社会的慣習も取り入れ、その意味を理解させつつ行っていく。
5、生き生きとした、たくましい子どもを育てる
気力、耐力が弱く、やる気のない自閉的傾向の子どもが増えている。生活の乱れ、公害社会など種々な原因はあるが、子どもは生まれた知己から健康に生き、発展する権利を持っている。
ただ、病気でない、虚弱でないだけでは健康とは言えない。顔つき、目つきが生き生きとし、欲求が満ち溢れ、いたずらや喧嘩をする元気があり、食欲があることなどがあげられる。
人間らしい生き方を教え、2本の足でしっかりと大地を踏みしめる子どもに育てる為に、親と指導員が健康づくりに意義を学習し、子どもと一緒に毎日の生活の中で怠けずに生き生きとした、たくましい子に育てる努力をする。
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